Month: 2月 2015

訪問者

最近、定年退職した人に、毎日会社に行かないようになって、代わりに何をしているのかと尋ねた友人がいました。すると、「私は『訪問者』をしている」と答えたのだそうです。その人は、教会や近所にいた人で病院や介護施設に入った人や、ひとり暮らしをしている人、もしくは、話相手を必要としている人たちを訪問して、一緒にしゃべったり祈ったりしている、と言います。私の友人は、その人の明確な目的意識と他人に対する思いやりに感動しました。

社訓(大切にしていること)

当社は、すべてに勝って神を信頼し、働きの方向性に関しては、神から与えられる知恵に頼ります。私たちは、神から与えられた力で前進します。聖書が当社の基盤です。私たちは、自分たちが神のみことばを伝えていけるのは、神がそのように召して機会をくださったからだと理解しています。また、そのために託された寄付や献金については、忠実なしもべとして正しく管理し、有効に用いるよう真剣に取り組みます。

社訓

  • 聖書を尊び、聖書の教えを尺度とする。すべての信条、指示、ポリシーおよび行動は、聖書によって測られ、評価されるべきと信じる。(第二テモテ3:16)
  • 信仰告白に忠実である。(第二テモテ1:13)
  • 諸々の教派によって強調される教義については、片寄りのないアプローチを保つ。(使徒20:27)
  • 「サーバント・リーダー」とは、支配型リーダーの反対で、神と人に謙遜に仕えることにより周囲から信頼を得て、主体的な協力を得られるリーダーであると定義されるが、当社は、このような能力と品性を備えたリーダーを選別する。(出エジプト18:21、第一テモテ3:1-13)
  • 主イエス・キリストと親しく交わる。「しかし、あなたには非難すべきことがある。あなたは初めの愛から離れてしまった」(ヨハネの黙示録2:4)と、よもや言われることのないようにする。
  • 仕事は主イエスの知恵と力によってすべきであり、自分の力でしようとしてはならない。(ガラテヤ2:20、3:3)
  • 仕事中だけではなく私生活においても、キリストのしもべとしてふさわしく生きる。(第一ペテロ1:14-15)
  • 常に神を信頼し、正しいこと、善なることを行う。(第一ペテロ3:16)
  • 神の恵みが益々多くの人に及ぶように、迅速で具体的な助け手となる。(コリント第二4:5、15節)
  • 愛をもって真理を語り、不要な口論を避ける。(エペソ4:14、第二テモテ2:24)
  • 私たちの勧めに応答する人や団体と純粋で誰にはばかることのない関係を築く。(コリント第二4:2)
  • 出入り業者、来訪者、近隣の住民、行政や政府関係機関など、すべての人や団体との関係において、正しく行動し、配慮を怠らないようにする。(ローマ13:7-8)
  • 個々の価値を認め合い、自分のことだけではなく相手のことを顧みる。(ピリピ2:1-4)
  • 弊社に託された働きが尊く用いられるために、各々の責任分野の技術を向上させるように努力を惜しまない。(コリント第一10:31)
  • 託されたすべての資質や財の忠実な管理者となる。(コリント第一4:2)
  • 与えられた財に応じて、働きの規模を拡大または縮小する。
  • 借金をして運営することを禁じる。(ローマ13:8)
  • 自社の延命を目的とした決定をしない。(ピリピ1:19-26)
  • 自画自賛をしない。(箴言27:2)
  • 神の働きを担っている個人や団体に敬意を払う。(コリント第一1:10-13)
  • 当社の設立目的を侵害したり、その働きの効果を弱めたりするものとは一切関わりを持たない。(第二コリント6:14)
  • 地域教会を補完し助けることができるように働く。(エペソ4:1-7)

黄色いレインコート

まず目に留まったのは黄色いレインコートでした。茶色の長い髪をした可愛い新入生に、私の心はときめきました。私は勇気を出して、郷里から届いた手紙を読みながら歩いている彼女に話しかけ、ぎくしゃくしながらも、何とかデートに誘いました。断られるかと思いましたが、驚いたことに承諾してもらえました。

ボスは誰

妻が2人の孫の子守をしていたとき、ふたりはおもちゃのことでけんかを始めました。3歳年下の弟は突然、「キャメロン、自分の部屋に行って!」と兄に強く命令しました。その勢いに押されて、兄はしょんぼりと肩を落とし、すごすごと自分の部屋に退散し始めました。しかし妻は「キャメロン、部屋に行く必要はありませんよ。ナタンはあなたのボス(監督)ではないのですからね」と言いました。キャメロンは「なるほど!」と思ったようです。にこにこして再び腰をおろすと、喜んで遊びつづけました。

誕生日のお祝い

誕生日が楽しかった頃がありました。今でも5歳の誕生日のことを覚えています。友だちが誕生会に来るのを、わくわくしながら玄関の外で待っていました。風船やケーキ、プレゼントが嬉しかったのではありません。もう4歳ではなく、大きくなったことが嬉しかったのです。

そう見えなくても

夫が心筋梗塞の発作を起こしましたが、事なきをえました。私たちは神に、彼の生命を救ってくださったことを何度も感謝しました。それから数ヶ月間、多くの人が妻の私に声をかけてくれましたが、私はいつも、「恵まれていると感じているわ」と応じていました。

健康な性質

前向きな姿勢を育てると健康に良いと、昨今よく言われます。それは、医者から厳しい宣告をされたときであろうと、山積みの洗濯物を前にしたときであろうと同じです。北カリフォルニア大学のバーバラ・フレデリクソン教授(心理学)は、喜びや感謝、敬愛など、前向きな感情を創出する行いをしなさいと推奨します。しかし、「優しい気持ちを持てれば良いなあ」と漠然と願うだけではうまくいきません。それはみんな分かっています。喜びや平安、そして愛の源となる、しっかりとしたよりどころがなければダメなのです。

お金で買えない物

マイケル・サンデル著「それをお金で買いますか」によると、今日ではお金で買えないものは少ないそうです。例えば、アメリカの刑務所では一泊あたり90ドル(約9,000円)払えば監房がアップグレードできます。絶滅危惧種のサイは25万ドル(約2,500万円)で狩猟でき、かかりつけ医の携帯電話の番号は1,500ドル(約15万円)で手に入ります。ほとんどの物が売り出されているといいます。

中国のことわざ

中国のことわざは日常を取り扱った内容が多く、その背景に物語がある場合がほとんどです。「苗をひっぱって生育を助ける」ということわざは、宋の時代のせっかちな人の話が出所です。彼は米を植えたあと、その生育を心待ちにしていましたが、ふとあることを思いつきました。すべての稲を、少し上に引っ張るのです。この作業を一生懸命した後、水田を見渡すと、稲が伸びて「育った」ように見えました。彼は大喜びしましたが、その喜びは長つづきしませんでした。翌日、稲はしおれ始めました。根が地中に少ししか入っていなかったからです。